新型コロナウイルス感染症の、当施設内での感染と、島内における感染拡大について

先日、当施設において複数の方の新型コロナウイルス感染症の感染者が発生いたしました。スタッフも感染したため現在はほぼ営業停止状態です(その後、症状のある人は4日以上施設内において出ておりません)。感染された方は今のところ重症者はおりませんが、1日も早い回復を願っております。そして保健所、診療所を始め、村や都の関係機関の方々に大変な労力とご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。

7月下旬~8月上旬までの宿泊予約をされていた方には予約取り消しのお願いという苦渋の決断をいたしました。取り消しを受け入れて頂き(そしてこちらへの気遣いまでして頂き)本当にありがとうございました。そして本当に申し訳ありませんでした。今後、再び当施設内で感染者が発生する可能性もあり、その時は再び宿泊予約取り消しのお願いする場合があることを、どうかお許しくださいませ。

 

小笠原全体では、7月上旬から感染者が継続的に発生しており、すでに累計で百数十名となり、今後も増えることが予想されます。

 

そして小笠原への定期船に乗船される前にお願いしているPCR検査においても、陽性反応が出て乗船できなかった方が増加しております。

7月17日東京発便までは陽性反応の方は少なかったのですが、
7月20日便(乗船客数232名)23日便(同445名)27日便(同351名)の3便での平均は約5名以上となり、関東他の感染者数と比例するように増えてきました。

※公表されていないデータをもとにしているので、具体的な数値は伏せました

(単純にこの結果を東京近辺の感染者数の調査とした場合、公表されているデータよりはるかに多いです?)

PCR検査をせずに来島する方も一定数おられ、検査したとしても陽性反応者がここまで増えるとすり抜ける可能性は十分考えられます。

 

小笠原の島内で発症した場合、症状が重い場合はヘリと飛行機を乗り継ぎ東京の病院へ救急搬送され、症状が軽い場合も隔離施設へ搬送され約10日間の隔離生活となり、濃厚接触者になると行動が制限され、さらに定期船の運行とかみ合わなければ数日後にやっと離島、となります。

 

これらの事情により、キャンセルされる方へのキャンセル料は頂いておりません。不都合を感じられる方は、遠慮なくキャンセルしてください。

 

もちろん、国や自治体からの補償がない現状においては来島して頂くことは有難く、是非、島へお越し頂くのをお待ちしております!

 

その際、乗船直前のPCR検査を必ず受けて頂き、個々での配慮が可能な感染対策の徹底を、どうぞ宜しくお願い致します。